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1回あたりの着用コスト:計算方法と使い方
Outfelloには価格の保存やアイテムごとの着用回数のカウント機能がないため、1回あたりの着用コストはワードローブとは別に簡単なスプレッドシートで管理するのがいちばんです。1回あたりの着用コストとは、服の価格を着用回数で割った数値です。値段にかかわらずよく着るアイテムが有利になり、価格に見合わなかった買い物が見えてきます。
高かったけれど冬のあいだ毎日着たコートは、ある意味では、2回しか着なかったお買い得のトップスより安上がりです。それを表すのが、1回あたりの着用コスト(着用単価)という数字です。計算は簡単で、買い物の考え方を変えてくれますが、頼りにする前に知っておきたい盲点もいくつかあります。
このガイドでは、計算式と具体例、手間をかけずに記録する方法、そしてこの考え方が役に立たなくなる場面を紹介します。
1回あたりの着用コストとは
1回あたりの着用コストは、服の価格を着用回数で割ったものです。
1回あたりの着用コスト=価格÷着用回数
60で買って30回はいたパンツなら、1回あたりの着用コストは2です。さらに30回はけば1に下がります。アイテムを使い続けるかぎり数字は下がり続けます。それこそが狙いで、よく着られる服ほど評価が上がるのです。
この数字は2つの方向に役立ちます。振り返れば、どのアイテムが価格に見合い、どれが見合わなかったかがわかります。先を見れば、値札だけでなく、どのくらい着るかという見込みで買い物を判断できます。
計算方法と具体例
アイテムごとに必要な数字は2つ。支払った金額と、これまでに着た回数です。お直し代も費用の一部なので価格に含めます。通貨は問いません。以下の例では数字だけを使っています。
| アイテム | 価格 | これまでの着用回数 | 1回あたりの着用コスト |
|---|---|---|---|
| ウールの冬用コート | 240 | 120 | 2.00 |
| 普段使いのジーンズ | 80 | 100 | 0.80 |
| レザースニーカー | 110 | 150 | 0.73 |
| 特別な日のワンピース | 150 | 2 | 75.00 |
| セールで買ったが最後までしっくりこなかったシャツ | 20 | 1 | 20.00 |
| 無地の白いTシャツ | 12 | 40 | 0.30 |
いくつか目につく点があります。表の中でいちばん安いセールのシャツは、ほとんどクローゼットから出なかったため、着用コストが最も高い部類に入っています。コートはいちばん高価なのに中ほどにとどまっています。何度も冬を越して着られてきたからです。特別な日のワンピースはこの指標では分が悪く見えますが、それはワンピースへの評価ではなく、この方法の限界です。これについては後で触れます。
買おうとしているものの着用コストを見積もるには、価格を、1年に着る回数の現実的な見込みと、使えると思う年数を掛けたもので割ります。
見込みの1回あたりの着用コスト=価格÷(年間の着用回数×使用年数)
180のブーツを、5か月の冬のあいだ週2回(約40回)、3シーズンはくとすると、180÷120=1.50です。同じペースで1シーズンしかもたないと思われる70の安いブーツなら、70÷40=1.75になります。高いほうのブーツが勝ちますが、それは着用ペースと寿命の両方が見込みどおりだった場合に限られます。
手間をかけずに着用回数を記録する方法
価格は簡単です。レシート、注文確認メール、銀行の明細に載っています。難しいのは着用回数です。去年の春にシャツを何回着たかなど、誰も覚えていません。
いちばん簡単で確実な道具はスプレッドシートです。1アイテムにつき1行で、名前、カテゴリ、価格、購入日、着用回数の列を作ります。価格を着用回数で割る数式の列も加えましょう。回数の更新は夜に数秒、あるいは週に1回その週を振り返れば済みます。
毎日記録するのが現実的でなければ、大まかな見積もりでも役に立ちます。「2年前に買ってから週1回くらい」なら約100回で、3回しか着ていないアイテムと比べるには十分な精度です。
Outfelloはこの部分を代わりにやってはくれません。その理由ははっきりさせておく価値があります。アイテムには価格の項目も着用カウンターもありません。有料プラン(料金を参照)で使える天気コーデ機能では、コーデを着用済みにして、予定した日と着用した日をコーデカレンダーで確認できますが、これは着用の記録であって、アイテムごとのカウンターではありません。ここでOutfelloが役立つのは一覧そのものです。すべてのアイテムの写真記録がカテゴリ別に並んでいれば、スプレッドシートを作るのも、そこから漏れているアイテムに気づくのも簡単になります。
1回あたりの着用コストで買い方はどう変わるか
1回あたりの着用コストで考えるようになると、いくつかの習慣が変わっていきます。
セールの見え方が変わる。 大幅に値下げされたアイテムがお買い得なのは、実際に着る場合だけです。表のセールのシャツは、どれよりも安く、どれよりも役に立ちませんでした。
ベーシックなアイテムが真価を発揮する。 無地のTシャツ、ジーンズ、普段履きの靴は、ワードローブの中で着用コストが最も低いことがよくあります。本当に着る形、合うサイズのものに少し多めにお金をかけるのは、たいてい賢い使い方です。
品質を測れるようになる。 「良いものを少なく買う」と言うのは簡単です。1回あたりの着用コストは、それを試す手段になります。よくできたアイテムは、安い選択肢より数字が下がるまで長持ちするなら、それだけの価値があります。
重複の悪さが目立つ。 ほとんど同じセーターが2枚あると着用回数が分散し、それぞれの着用コストは1枚だけの場合の2倍になります。重複はコーデを増やさずにコストだけを増やします。
買う前に、新しいアイテムがワードローブのいくつのアイテムと合うかを考えると役に立ちます。組み込めるコーデが多いほど、よく着ることになります。コーデプランナーのように、コーデを見返せる場所に保存していれば、お金を使う前にそれを確かめられます。
断捨離に1回あたりの着用コストを使う
クローゼットを整理するとき、1回あたりの着用コストは、罪悪感を覚えるアイテムについて考える助けになります。2回しか着ていない高価なコートを手放すのはもったいなく感じますが、持ち続けてもお金は戻ってきません。大切なのは、これから着るかどうかです。
数字を見ると、傾向が見えてくることもあります。たとえば、あるブランドのオンライン購入品はサイズが合わないため、どれも着用コストが高い、といったことです。次に注文する前に知っておく価値があります。クローゼットの断捨離術もワードローブ見直しチェックリストも、着用コストのスプレッドシートと組み合わせるとうまく機能します。
1回あたりの着用コストの限界
1回あたりの着用コストは物の見方の1つで、ルールではありません。見落としているものがいくつかあります。
- 特別な日の服。 結婚式の服やフォーマルなスーツは、機会がまれなので、数字は必ず高くなります。こうした服は、手元になければ毎回何かを買うか借りる必要があったかどうかで判断しましょう。
- 着心地と、着たときの気分。 着用コストが同じ2点でも、片方がチクチクするなら同等ではありません。
- お手入れの費用。 ドライクリーニング専用のアイテムは、買うより維持するほうが高くつくことがあります。無視できない額なら、クリーニング代を価格に加えましょう。
- 再販価値。 あとで売れるアイテムは、実際には定価より安くついています。見込みの売却額を価格から差し引く人もいます。任意ですが、価値が落ちにくいアウターや靴には妥当な方法です。
- 環境への負荷。 1つのものをより多く着れば、一般的にその負荷をより多くの着用回数に分散できますが、この計算式は素材や生産については測りません。
- 誤ったインセンティブ。 数字を下げるために、くたびれたものを着続けたくなることがあります。アイテムが役目を果たさなくなったら、そこでやめましょう。
軽く使うぶんには、漠然とした感覚(「あれ、全然着ていない」)を行動につなげられる数字に変えてくれる、数少ないワードローブの考え方の1つです。
質問
よくある質問
- 1回あたりの着用コストはいくらなら良いのですか。
- 予算や服の種類によって違うため、誰にでも当てはまる数字はありません。ワードローブの同じカテゴリのアイテム同士で比べ、新しく買うものが手持ちのアイテムを上回りそうかどうかを確かめるほうが役に立ちます。
- お直し代やクリーニング代も価格に含めるべきですか。
- お直し代は、そのアイテムにかかった費用の一部なので含めましょう。クリーニング代は任意です。ただしドライクリーニング専用のアイテムでは重要で、使い続けるうちに服そのものより高くつくこともあります。
- Outfelloで1回あたりの着用コストを計算できますか。
- いいえ。Outfelloには価格の項目も、アイテムごとの着用カウンターもありません。着用した日が記録されるのは有料プランの天気コーデ機能を通じてだけなので、確実なのは、アイテムごとに価格と着用回数を記録するスプレッドシートを使う方法です。
- 1回あたりの着用コストで考えると、高い服を買うべきということですか。
- それだけでは言えません。高価なアイテムの着用コストが低くなるのは、よく着て長持ちする場合だけです。いつも着ている安いアイテムが、クローゼットにしまわれたままの高価なアイテムに勝つこともあります。
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